石峰寺・五百羅漢と伊藤若冲:12 [水彩・淡彩]
羅漢石像 A4・透明水彩
実像写真
さて、中央の羅漢さん
左上の羅漢さん
皆さまにはどのような表情に見えますか ?
左上の像は
いやぁー、参ったなぁー
どうすべぇー
私の眼には
人の好さそうな性格に見えます
中央の爺さん ?
わしゃ、知らんぞ
お前のまいた種じゃ
勝手にせいと
知らぬ顔の半兵衛
それとも、瞑想にふけっている ?
それにしては、姿勢が悪い
ただの居眠り ?
伊藤若冲さんの底知れぬ表現力
味わい深いですね
この絵には、一体いくつの顔が見えますか ?
ラオスの織姫 ? [水彩・淡彩]
インドシナ半島に、ラオスという国がある
今まで、あまり馴染み、興味がなかった
カード会員誌「SIGNATURE」7月号を
何気なく見ていて
1枚の写真に目が点になった
機を織る女性に表情に釘付けになり
身近のスケッチブックに
その横顔を描いた
仕事に集中する人の顔は美しい
坂齊 清 氏撮影写真をスケッチ A4・透明水彩
作られた民族衣装(同氏の写真より) A4
ラオスは、インドシナ半島北東部に位置し、中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー
に囲まれた国である。
チベットに源を発したメコン川が国内約千八百キロ、南北に貫く。
同誌には、アジア最後の桃源郷として紹介されていた。
全体に険しい山地で、東部ベトナムとの国境で標高2500メートル以上というから、
おおよその見当がつく。交通手段はもっぱらメコン川の水運に頼るという。
都市部を除く山間部に住む人たちは、原始仏教の信者が半数以上、自然の恵みを
糧に、日常生活を送るという。
織姫も、山間部で採れる黄金色の山繭を紡ぎ、草木や天然の染料で染めた糸で、機を織る。
庭先に小屋を建て、数基の高機を据え、近くの若い娘たち3~4人で機に向かっている。
典型的な家内制手工業である。
自然の恵みを必要なだけいただき、信仰と共に生きる、決して便利とは言えない生活であろうが、
そこには、われわれ文化人?が忘れ去った大切なものが、たくさん残されている。
まさに、桃源郷たるゆえんなのでしょう。
「SIGNATURE]7月号、アジア最後の桃源郷・ラオス
構成・文 及川哲也 写真 坂齊 清
を出典として作成いたしました。
石峰寺・五百羅漢と伊藤若冲:11 [水彩・淡彩]
托鉢修行 A4・透明水彩
実景写真
托鉢とは
僧侶が鉢を携えて町や村を歩き
食を乞うこと
托鉢の語が用いられるのは
中国では宋代頃からである
托鉢はインドの修行者の風習が
仏教にとりいれられたものもので
中国や日本の諸宗に伝えられ
特に禅宗では
重要な修行のひとつとされている
--以上、仏教辞典より抜粋ーー
所有欲を否定する仏教僧は
三衣一鉢の最低限の生活必需品しか持たない
修行に専念するため生産活動を行わない
そこで生きるために
最低限の食料を
外部から調達する
東南アジアの
上座部仏教では
現在でもこのような托鉢が行われている
--カード情報誌「SIGNATURE]
及川哲也氏・ラオスの記事より抜粋ーー
伊藤若冲にかかると
乞食(こつじき)ともいわれる修行が
いとも楽しげに見えてくる
おかげさまで、このシリーズは
ご好評 ? をいただいて今回に至りました
なにしろ、五百羅漢
まだまだいろんな表情のものがあります
今回を、ひとつの区切りとはいたしますが
今後も、いつ飛び出すかもしれませんので
興味のある方は
どうぞ、お楽しみに
青葉城恋唄 [水彩・淡彩]
昨日、7月5日は
何かと用事が重なり
石峰寺シリーズを描けませんでした
「 ’96.5 仙台」 と記載のあるスケッチブック
画面が小さいですね
拡大はこの辺が精一杯のようです
私がまだ、現役のころ
さとう宗幸の「青葉城恋唄」を上手に歌う同僚と
よく、スナックへ行き、この唄を歌ったものです
さとう宗幸を生んだ仙台を
あの歌詞の世界を
この目で見てみたい
そんな思いで、ぶらりと仙台へ行った時のスケッチです
どこか分からない町中の公園 はがき大
喫茶店での休憩 はがき大
ケヤキ並木の大通り はがき大
広瀬川流れる岸辺
思い出は帰らず
早瀬、踊る光に
揺れていた君の瞳
時は巡り、また夏が来て
あの日と同じ流れの岸
瀬音ゆかしき杜の都
あの人はもういない
懐かしいですね
このような歌詞だったと思いますが
間違っていたらごめんなさい
みなさんは、歌にまつわる思い出は
どのようなものがありますか
歌は世につれ世は歌につれ
どのようなジャンルの歌、音楽を聴いても
その時の思い出がよみがえってくるものですね