ご覧いただきありがとうございます。
近時、手の不自由が増してきて、不満足な絵が多くなりました。
絵に対する姿勢をより自由にしたいと考えています。
出来上がった絵を掲載するので更新は不定期になろうかと思います。
ご了承ください。
「ブルータス」石膏デッサン [デッサン]
台風一過、暑さ、再来です。さて、「美術研究所」研修シリーズは最終回です。
俳 「台風や千の風の仕業らし」 よしあき
最終回を飾るにはいささか地味ではありますが、先生が合格点を呉れた2点のうちの1点です。鉛筆デッサンとしては、研修所最後の作品となりました。何を苦労したかと言えば、やはり濃淡でしょうか。対象自体が年数を経た汚れがあったりして迷わされました。そして、形作り、水平線、垂直線の基準を何処に求めるか、結局、自転車のスポークの端を持ってぶら下げて垂直線をイメージして、それを基準にそれぞれが持つ角度を求めていきました。「これならデッサン実技の合格点は取れるな」、正直嬉しかったです。
「輪廻」
この作品は、研修所の講義の中で「色が持つイメージ」について教わりました。鮮やかな黄色が生誕、左回りにグリーン、ブルーを青年期、紫、赤を老年期という具合にイメージして、中間色をそれぞれの間に配して、ポトスの姿を借りて表してみました。小生としては、大冒険です。音楽レコードで言えば、所謂B面、試作品です。
ある事情があって、1年3ヶ月余で「美術研究所」を止めました。義務教育で図画工作を教わり、後はただ好きなだけで続けてきた絵画でしたが、この「美術研究所」での系統だった勉強は、驚きの連続であり、かなりきついことも言われながらも続けて来れたのは、先生を始め、生徒諸君の絵に対する「ひたむきさ」に刺激されての結果だったように思います。素晴らしい体験でした。