晩秋の奈良：２「秋篠寺」Ⅱ

　秋篠寺は、光仁・桓武両帝の勅願により、法相宗の善珠僧正が開基、1135年の兵火で七堂伽藍を焼き、残った講堂を鎌倉時代に修理して本堂としている。「伎芸天立像」のほか、本尊の木造薬師三尊像のほか多くの重要文化財がある。(マイペディアより抜粋)

　大元堂　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　4号

　秋篠寺の別尊「大元師明王像」(重文)を安置する。本堂の前の広場の左側に建つ。

 本堂の前には、細かな砂利が敷き詰められていて、このお寺の中では、唯一の広場となっている。本堂の基礎の石積みに腰掛けてスケッチする。静かな時間が流れて行く。絵というものは、対象と対峙し、共に時間を過ごすという特徴があると思う。空気の動き、日差しの移ろい、そのようなものを感じながら互いに見つめ会う。渋く、悠久の時を経たお堂は、いかにもこのお寺にふさわしく感じた。

 

 

 

 

 

 

コメント 8

古刹だけのことがあり国宝や重文が多いのですね。
私には猫に小判ですが、このような建物を間近に静かに絵筆を走らせる心境がわかるような気がします。
by enosan (2007-11-11 10:39) 

enosan
nice ＆　コメントありがとうございます。
このお寺には、2時間程、おりましたが、会った人は10人もいなかったです。奈良は、見所が多くて、なお散在していますから事前調査をして、狙いを定めて行かないと効率的には回れないようですね。天平の文化がどこにいても感じられる奥深い地で興味が尽きなくて、しばらく遠ざかるとまた行きたくなります。
by よしあき・ギャラリー (2007-11-11 14:18) 

つなみ　さん
nice
ありがとうございます。お気に召したら、またご訪問ください。
by よしあき・ギャラリー (2007-11-11 14:35) 

いつも、
過分なるお言葉ありがとうございます。
by risu (2007-11-11 16:55) 

takagaki さん
nice ＆　コメントありがとうございます。
takagaki さんは、私のブログの恩人の一人と思っております。niceボタンを押させていただいているのは、拝観料と考えており、その度に大変勉強させていただいています。お仕事があり、家族サービスがあり、ブログの管理がありで、私の想像を絶するお忙しさだと思っております。どうぞ、お気遣いなく、私の方は気が向いたときにご覧いただけるだけで光栄と思っております。
by よしあき・ギャラリー (2007-11-11 19:40) 

akullmania さん
nice ありがとうございます。
by よしあき・ギャラリー (2007-11-12 06:18) 

Hide さん
はじめまして。ご来訪感謝します。ましてや、nice いただき、ありがとうございます。
by よしあき・ギャラリー (2007-11-18 19:52) 

S・N・O　さん
nice　ありがとうございました。
by よしあき・ギャラリー (2007-12-31 21:38)