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 ご覧いただきありがとうございます。
近時、手の不自由が増してきて、不満足な絵が多くなりました。
絵に対する姿勢をより自由にしたいと考えています。
出来上がった絵を掲載するので更新は不定期になろうかと思います。
ご了承ください。

わが故郷・石川県金沢市 [水彩画]

加賀百万石の城下町の風情を残す旧市街地は、今は観光地として整備され、37年前に故郷を離れた小生にとっては、往時を偲ぶ景色を探すのに苦労するような地方中核都市となっている。母校、小学校は廃校となり町中公園に、また、中学校は「金沢21世紀美術館」と変貌し、思い出を探る手立てを失ったやるせなさを感ずる。

旧市街地を流れる浅野川。この浅野川大橋の右岸に、「主計町茶屋街」、左岸の卯辰山側には「東の茶屋街」が位置する。京都の祇園ほどの華やかさはないが、その昔、金沢が生んだ文人達が育んだような趣のある雰囲気を醸し出している。

「久保市乙剣宮」の右脇を茶屋街へと通ずる「暗がり坂」。なんとなく後ろめたさを感じて茶屋へ出入りする人たちが愛用した(?)路。 

 旧市街地を流れる犀川にかかる大橋。右岸が繁華街へ通じ、左岸は、寺院が集まって立つ「寺町」、西の茶屋街へ通ずる。寺町を奥に進むと加賀「前田家」の墓所、野田山がある。

旧市街地中心部にある「中央公園」にある旧制第四高等学校校舎を利用した「石川近代文学館」。泉鏡花、徳田秋声、室生犀星等、郷土が生んだ文豪の生原稿、遺品等が展示されている。

 元は金沢市立紫錦台中学校校舎。現在は、「金沢市民俗文化財展示館」として利用されている。中に入ると、昔通った学校の鉄筋コンクリートにはない木造の温もりに包み込まれ、立ち去り難い郷愁を感じた。

 2007年3月に能登を襲った地震。被災前の輪島港の夕焼け。この景色に変わりないことと、一日も早い復興を切に祈る。

輪島から東へ、観光スポット「曽々木海岸」。船小屋の後方は、「窓岩」の一部。

県指定無形文化財の「御陣乗太鼓」。昔、上杉謙信が能登へ攻め入った時、幾人もが鬼の面、奇妙な面、海草等を纏って、入れ替わり立ち代り太鼓を激しく打ち鳴らして脅し、追い払ったという伝えのある鬼気迫る太鼓。


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よしあき・ギャラリー

いそしぎ さん
こんにちは。
nice ありがとうございます。
一生懸命にブログしていますね。我ながらあっぱれです。 ^^;
by よしあき・ギャラリー (2010-06-14 05:47) 

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