作品 B : 2 ( 登場羅漢紹介 ) [鉛筆スケッチ]
ようやく、アウトラインのスケッチを終えました
60号の紙に
直接描き始めました
合計70体位になりそうです
個別の描きこみを終えたものから
順次、登場する羅漢を紹介します
ご存知
お釈迦様をはじめとする
羅漢たち
60号画面の
右上方にあたります
作品 B : 1 (始動) [鉛筆スケッチ]
スケッチ 鉛筆、A4・画用紙
2作目の構想が
難航しました
鉛筆での落書きのようなスケッチを
20枚くらい描き
ようやくたどり着いたこの1枚
大空を上部に
一面に広がる野原に
無数の羅漢像を配置するイメージです
縦に空への階段または道
これから60号の縮小を
10号の大きさでスケッチして
次に、60号の紙に転写する予定です
羅漢像の数は100近くになりそうです
これからは、再び
集中力、時間との闘いです
地味な作業です
適当にお付き合い願います
旧松本高等学校(現・松本市あがたの森文化会館) [鉛筆スケッチ]
旧松本高等学校・本校舎 A4・鉛筆スティック
1920年竣工の、木造2階建校舎は
ヒマラヤスギに囲まれ
その中に埋もれるように建っている
青みがかったグレーの建物は
印象として、暗く感じたが
よくよく見ると
「あがたの森公園」の主役として
ふさわしい風格がある
国指定の重要文化財でありながら
松本市あがたの森文化会館として
各教室を、さまざまなサークル活動の場として
活用しており
あちこちから、話し声、大正琴の音が聞こえ
学生時代に戻ったような雰囲気を感ずる
本館の入館は無料で
自由に、気軽に内部を見学できる
北 杜夫の
「どくとるマンボウ青春記」の舞台にもなったことでも知られている
2階の窓から
中庭が見え
その向こうの木立の奥に
美ヶ原方面の山並みがある
この建物は
大通りから近いため
正面を描くとなると
自然と、ここしかないという場所に
佇んでしまう
立ったまま20分くらいだろうか
この辺で止めようか
歩き回っている足腰が
休もうよと催促している
晩秋の奈良:10「唐招提寺」Ⅲ [鉛筆スケッチ]
金堂を西側から見た横顔 3号
前、1間の吹き放し、エンタシスの柱、屋根を支える軒周りの組み物、素人の小生が見ても実に見事で美しい構築に、先人達の偉大な力を感じた。
本尊・国宝「廬舎那像」 6号
以前、東京国立博物館で開催された「唐招提寺展」においてスケッチし、後、パンフレット、絵葉書を見て着色した。
四天王立像 6号×2
同様に、「唐招提寺展」においてスケッチ後、絵葉書を見て着色した。
東京国立博物館においての「唐招提寺展」は、金堂の修復工事の間隙をぬって開催されたようだったが、平日にもかかわらず、シルバー世代、美術を志す若者で会場は、大変な混雑だったと記憶している。
晩秋の奈良4:「薬師寺」Ⅰ [鉛筆スケッチ]
薬師寺が、藤原京に伽藍の完成を見たのは西暦698年といわれている。平城遷都に伴い現在地に移転したのが718年。その後、数次の災害と、兵火によって、創建当初の建物は東塔が残るだけとなっている。
国宝・東塔 4号
天平2年(730年)建立。各層に裳階(もこし)を付けているために六重にも見える三重塔。塔頂相輪の水煙に透かし彫りされた24対の飛天も名高い。この相輪の水煙の素晴らしさは、和辻哲郎も著書「古寺巡礼」の中で絶賛している。ただし、相輪は高所にあるため、離れた場所から双眼鏡で鑑賞したと記されている。双眼鏡を持たない人のため、また、詳細を鑑賞するには、塔の1階に石膏の模作があると、「古寺巡礼」には記されているが、小生はこのことには気づかなかった。
薬師寺について、このシリーズでは、国宝・「東院堂」とその中に収められた、同じく国宝・「聖観音立像」を中心に紹介する予定です。
薬師寺公式HP
http://www.nara-yakushiji.com/index.html
(追記) 裳階:建物の軒下壁面に造られる庇様の差し掛け。これのある建物を雪打造(ゆたづくり)という。法隆寺金堂、薬師寺三重塔に見られる。--「広辞苑」より